うみねこの読み方(作者の目的)

またまた、ネタバレ
もう俺の中では、これが真実でいいわ。






















































































ネットの海を散歩していて、やっと「うみねこの読み方」が分かった。
というか作者の目的が分かった、と思う。


うみねこを終えて、どうも釈然としなかったのは、
「結局作者はどうしたかったのだ?」
ということだ。
EP1〜4までは謎解きに夢中な作品だったのに、
EP5、6で謎解は後回しになり、
EP7で中途半端?に謎を公開し、
EP8では完全に真相を闇に帰した・・・
こんな物語を書いて作者は何がしたかったのか?
本当に伏線を回収することができなくなり、
逆切れして猫箱に閉じたのか・・・
ちょっとそれは流石に、物書きとして無能すぎね?戦人並の無能なの?
と疑ってしまった。


ところが、ネットで戦人完全犯罪説を読むと、ああ、なるほどなあと納得してしまった。
全てのEPは戦人とヤス=八城十八と八城幾子の創作だったと。
その目的は自らの犯罪を完全にするため、
右代宮絵羽に責任を負わせるため、と思われる。


以下、コピペを自分なりに変更。元ネタさんごめんなさい。


EP1・EP2:ヤスによる殺人計画書
犯行当日:戦人とヤスで一族皆殺し⇒逃避行
(EP3〜EP8:犯行発覚を恐れた戦人とヤスの偽書による世論工作)
EP3・EP4:絵羽が生き残っていることを恐れ、偽書で絵羽を残虐殺人者に仕立てる。鬼の如し。
EP5〜EP7:戦人・ヤスのラブラブ展開。
EP8:縁寿を洗脳するための物語。真実は無意味なりと諭す。


ってことで戦人極悪説を私は支持してます。
この方が物語りとして面白い、いや、何とか成立していると思う。


戦人夫妻が書いた物語なら、そりゃ戦人はイケメンの正義漢だろうよ。
でも実際は違うんだ。
かなり極悪非道な男。
そしてもうヤスはワケがワカランというか、どんな人物だったのか想像もつかない。
外見、内面共に全くの別人すらありえる。


もう、俺はこれが真実でいいよ。まだ楽しいし。
ただ、竜騎士07はこれで良いのだろうか?
今後の執筆活動をどうする気なのだろうか?
次回作は買うかどうか分からない。

うみねこ EP8 感想の続き

以下、ネタバレが特盛












































































































まだ気持ち悪い。
何だろうか。この裏切られた感。
エヴァンゲリオン劇場版を見た時の感じに近い、
凄い不愉快感が留まらない。


うみねこのEP8には愛を感じなかった。
凄い抽象的な言い方だけど、作者から愛情をまるで感じなかった。
作中であれだけ「愛がなければ見えない」と言い続けてたのに、
最も愛情を欠いたのは作者自身だ。


EP1〜EP6までのなぞを真面目に考えた連中は間違いなく
うみねこという作品を愛してたと思うよ。
それなのに投げっぱなしジャーマンなら愛情を欠いたと言われても
仕方ないね。
前も書いたがうみねこはEP7で終わらせるべきだった。
うみねこはベアトあっての物語なので、
ベアトで話すことがないなら、もう物語は終わっている。
だからEP7で強引でも終わらせるべきだった。
で、縁寿の物語を書きたいなら「うみねこのなく頃に 縁」かを作って
それで発表すべきだ。
中途半端にEP8を作られると
「まだ最後のどんでん返しがあるのか?」
と期待してしまう。
そんなものないならば、EP7で終わらせておけ!と言いたい。

うみねこのなく頃にEP8終了

うみねこのなく頃にEP8を終了した。


以下、究極ネタバレ




















































つまらん。EP8は全EPを通して最もつまらんかった。
これほど感情移入できない物語は初めてだったよ。実際。
なぜ「一なる真実」を知ることがKYみたいになるのか?
縁寿がマジでかわいそうだったよ。
「思考を停止してはいけない」
とか言っておいて答え合わせナシかよ!それはヒドくね?
「一なる真実」を求める側が悪役?になり
「幻想でいいよね」とする側が良い側?になり、
全然感情移入できない。
ネットで議論するモノは悪役ということ?不愉快ですらあったね。
だいたい「黄金興」って概念的なモノでしょ?
そこを壊すって発想が意味ワカラン。


それに縁寿に主役としての器が少し足りなかったかな。
やはりうみねこはベアトを中心に物語を作るべきなんだよ。
だからEP1〜EP4は面白かったワケで。
EP5、6まではまだ何とかテンションを保ててたけど、
EP7、8は完全に失敗だ。
せめてEP8の「手品」を選択した際の物語をもう少しマシにしてほしかった。
「手品」を選べば「一なる真実」に至ると思っていたよ。


もしかして竜騎士は完結を読者それぞれに託しているのだろうか?
だとしたら、それは荷が重すぎだ。
中には熱心な人がいて、それこそ「自分が思う完結編」まで作る人もいるだろうけど、
それは極一部の人であって、ほとんどの人はそんな面倒臭いことはしないだろう。


結局、最後のEPで失敗したうみねこは名作になりそこねた。


追伸
うみねこはEP7で完了していた方が良かったのかもしれない。
その方が一応、色々な謎が解明された状態で終われた。
EP8は更なる謎の解明があると思ってプレイしたら
ベアト編ではなく縁寿編になっていた。
それは「うみねこのなく頃に 散」じゃなくて別作品として作ってほしかった。

うみねこのなく頃に EP8発売前での最終考察

もうすぐ、うみねこのなく頃にの完結編としてEP8が発売される。
そこで結局、うみねこがどう終わるかを予想してみた。
今までも似たこと書いてるが。


まず、縁寿の元に家族は戻らないと思う。
縁寿には悪いが、死人が蘇るのは流石に都合良すぎだろう。
けれども、失われた愛は戻るかな。
つまり生き残りである絵羽とは親子としての関係を築く世界になると予想。
縁寿は絵羽のことを「お母さん」と呼び、
絵羽は縁寿のことを実の子として扱う。
それはそれで幸せな世界だと思う。


そして1998年の六軒島にて、
EP3で行方不明になった右代宮朱志香と出会う。
そう、朱志香こそがEP1〜4までのベアトリーチェだったのだ。
※EP7のベアトは別カケラの世界
そこで最後の戦いが行われる・・・
みたいな展開を予想(希望)している。


あと、赤字の最終説明がある、と予想。
やっぱ赤字を信じることは魔法なんだよね。
金字の存在もよくわからんし。


戦人の出生の秘密も当然明らかになる。
結局、戦人は2代目ベアトと金蔵の息子なんだろう。
金蔵率75%の危険配合ではあるが。
完全に他サイトの名探偵の意見を参考にしてるが、
2代目ベアトと金蔵の子が「男か女か」で分岐し、
「夏妃がその子をガケから落とすか落とさないか」でも分岐する。
女でガケから落ちる ⇒ヤスの世界(EP7)
女でガケから落ちない⇒理御の世界(EP7)
男でガケから落ちる ⇒戦人の世界(EP1〜EP4)
男でガケから落ちない⇒理御の世界
なんです。たぶん。


最後に、EP8に望むことは
「この展開のままで終わってほしくない」
かな。
このまま紗音がベアトでした〜で終わってほしくない。
しかし激的すぎる大どんでん返しもイヤだなあ。
今さら楼座がベアトでした〜もちょっとイヤ。
朱志香がベアトもちょっと無理がある気がするし。
難しいところだよね。