草食系男子について

最近、ヤフーニュースにて草食系男子の記事を読んだ。
女性に自ら近づく男性が減っているそうだ。
定義が今ひとつよく分からないのでウィキペディアの定義を下記に引用する。


『草食系男子の定義は、論者によって異なる。
 深澤は「恋愛やセックスに「縁がない」わけではないのに「積極的」ではない、
 「肉」欲に淡々とした「草食男子」」とする。
 森岡は、「新世代の優しい男性のことで、異性をがつがつと求める肉食系ではない。
 異性と肩を並べて優しく草を食べることを願う、草食系の男性のこと」とする。
 牛窪は、深澤の『平成男子図鑑』の論旨とほぼ同様』


まあ、今まで注目されなかったジミな男性が注目されること自体は、
ジミな男性であるボクとしては少し嬉しい。
ただ何かピンと来ない。
定義がよく分からない。


前者の定義と後者の定義はかなり異なっているが、
前者はそんなレアな男をボクは見たことがないということと、
後者は意味が分からない。
前者の『恋愛やセックスに「縁がない」わけではないのに「積極的」ではない男性』
を真に満たす男なんてイメージできない。
人間的にも成熟している必要があるだろうし、縁があるのに
食べないということは食べあきたということだろうか?
そんな余裕があるのは一部のイケメンだけではないだろうか。


後者の定義の『一緒に草を食べる』というのはもっと分からない。
友達として接するということなのだろうか。
性欲が消えることなどありえないだろう。
単に食べる勇気がないだけだと思う。


ボクがイメージできるのは自分自身である『狩りができない狼』だ。
女性経験がない、女性と話すことが何もない男たちだ。
彼らはファンタジーの世界(アイドルやアニメ)に生きている。
現実の女の子よりも架空の女の子と接している時間の方が、
圧倒的に長い。
けれども肉を食べる必要は常にある。
むしろ実際に肉を食べる経験が乏しいため、肉に対する憧れだけが
膨らんでいる気がする。
だから架空の肉を食べ続け、実際の肉を手に入れる能力が退化したの
だろう(悪循環だ)
草食というのは肉を食べないということだから、
肉を食べる(=性欲だと思っている)気のない男は存在しえないと思う。


ちょっと極端に書きすぎたかもしれないが、
ボクは草食系男子と『狩りができない狼』は分けた方が
哀れな狼たちのためだと思っている。
リアルの女性と付き合う可能性のあるのは、あくまでも『草食系男子』
であり、ファンタジーの世界で満足している哀れな狼では
女性と付き合うことはできないだろう。
現実を直視する勇気が必要だ、と自分に言ってみる。